第1章 4歳馬は本当に割りを食ったのか

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最終更新日:2021年5月20日

まずは、降級制度の恩恵が無くなったと言われる4歳馬の成績を見てみましょう。2016~2018年の3年間の成績と、降級制度が廃止された2019~2020年の2年間の成績を比較してみましょう。オープンクラスは降級がないので検証の対象外としています。

4歳馬の成績比較
4歳馬の成績比較

上の表を見ると、4歳馬はすべてのクラスで勝率・連対率・複勝率の成績がかなり落ちており、降級制度廃止の影響を大きく受けていると言えるでしょう。ただし、落ち込み具合はクラスによって少々異なります。実際のレース映像や結果を見て実感するのは2勝クラスの成績の落ち込み。1勝クラスや3勝クラスもかなり落ち込んでいますが、2勝クラスは追い打ちをかけるかのような悪化ぶりです。

では、分かりやすいようにクラスごとに成績をまとめてみましょう。

1勝クラス
勝率 :   8.0% →    5.4% (67%↓)
連対率: 15.7% →  11.2% (29%↓)
複勝率: 23.2% →  17.7% (24%↓)

2勝クラス
勝率 : 28.0% →    5.6% (80%↓)
連対率: 36.1% →  11.8% (68%↓)
複勝率: 43.9% →  19.5% (56%↓)

3勝クラス
勝率 : 13.2% →    9.6% (28%↓)
連対率: 25.3% →  16.6% (35%↓)
複勝率: 37.2% →  22.7% (39%↓)

2018年までの4歳馬は、夏競馬に突入すると、これまでの本賞金を半額で計算する仕組みになっていました。この本賞金が1000万円以下の馬は、夏競馬になると500万円以下となるため、1つ下のクラスに降級していたわけです。

すでに勝ち上がったクラスに戻るわけですから、4歳馬はかなりの恩恵を受けていたわけですが、それが無くなったため、成績が落ちたというわけです。数字がそれを証明しています。

第1章の結論:4歳馬は不利

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